企業がショートドラマをシリーズ発注するときは、投稿枠を埋めるための本数より、見せたい変化と視聴の順番から話数を決めます。3話、6話、12話では、人物を知ってもらう時間も、撮影・確認・公開の負担も変わります。この記事の話数は企画を比較するための例で、成果を保証する本数や料金パッケージではありません。
連続型と一話完結型を、最初に分ける
連続型は、前の話で起きた出来事を受けて、次の話へ人物の関係が進む構成です。一話完結型は、共通の人物や場所を使いながら、それぞれの話に入口と区切りを用意します。どちらが優れているということではなく、想定する見られ方で選びます。
配信面で各話が順番に表示されると決めつけず、途中の話だけを見た人にも状況が分かる手掛かりを残してください。連続型なら前提の伝え直し、一話完結型なら毎回説明しすぎない共通ルールの設計が必要です。
3話・6話・12話で、何を検討するか
| 話数の例 | 企画の組み方 | 発注時の確認 |
|---|---|---|
| 3話 | 一つの出来事を始まり・変化・区切りで描く。または共通設定の短編を並べる | 人物を増やしすぎず、何を伝えるシリーズかを絞る |
| 6話 | 人物の関係に複数の変化をつくり、途中にも見せ場を置く | 中盤で同じ展開の繰り返しにならないか |
| 12話 | 小さなまとまりをつくりながら、全体の変化を描く | 脚本・撮影・確認・投稿を最後まで回せる体制があるか |
短い話数を長いシリーズの予告だけで終えると、見た人が受け取れる物語が少なくなります。少ない話数でも、人物が何を選び、何が変わったかまで届けることをおすすめします。
話数を決めるための「一行設計表」
各話に、主人公の目的、困ること、行動、その結果、次に残る問いを一行ずつ書きます。「面白い会話が続く」ではなく、その話が終わると何が変わるのかを確認してください。
たとえば架空の生活用品ブランドの短編なら、最初の話で人物の困りごと、次の話で試したことと予想外の反応、最後の話で自分なりの使い方を選ぶ、と設計できます。ただし、商品を出すためだけに人物の行動を不自然にしないことが大切です。商品の機能説明と、人物がその商品を必要とする理由は分けて考えます。
各話の終わりも、毎回同じ驚き方にしないでください。関係が変わる、知らなかったことが分かる、選択を迫られるなど、次を見たい理由に変化を持たせます。一話完結型なら、その回の満足感と、人物にまた会いたい気持ちの両方を検討します。
話数より先に費用へ効く、撮影の条件
同じ本数でも、場所や出演者が毎回変わる企画と、共通の場所でまとめて撮る企画では、必要な準備が違います。撮影日数、場所数、キャストの人数、衣装や美術の変化、仕上げる尺を整理して見積もりを取ります。
全話をまとめて撮るなら、後半まで脚本と商品表示を確認しておく必要があります。前半の反応を見て後半を変えたいなら、撮影や発注を分ける案も考えられますが、再手配の負担が増える場合があります。一括撮影の効率と、途中で変更できる余地は両立しない部分があると理解して比較します。
完成する本数と、投稿する回数を混同しない
本編の各話に加えて、予告、短い切り出し、字幕違い、広告用の版を作るなら、納品物として別に数えます。一つの本編を複数のSNSへ投稿しても、制作本数がそのまま増えるわけではありません。一方、媒体ごとに再編集するなら追加の工程があります。
依頼書には「本編の話数と尺」「派生版」「投稿の担当」「広告配信の範囲」「確認回数」を分けて記載しましょう。制作だけの見積もりと、投稿・運用までを含む見積もりを、そのまま比較しないことが重要です。
公開後は、再生数だけで次の話数を決めない
各話の視聴状況に加え、見てもらいたい層に届いたか、商品やブランドをどう受け取ったか、問い合わせなど次の行動につながったかを確認します。測定できない項目を達成したことにせず、配信担当者と取得できる数値を先にそろえます。
FILMOQの『ガチャライフ』作品ページでは、早坂亮輔が監督・脚本を担当した縦型ドラマの内容とクレジットを掲載しています。自社の企画を相談する際も、作品名だけでなく、参考にしたい人物像や展開をお知らせください。
必要な話数から、シリーズの作り方までご相談ください
FILMOQは、縦型ショートドラマの企画・脚本・演出・撮影・編集に対応しています。商品・ブランドの目的、使う媒体、ご予算、公開期間を伺い、話数と制作範囲を整理します。
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発行:FILMOQ株式会社。話数別の構成・架空例は企画検討の提案です。実際の料金・対応範囲・使用条件は、個別にお見積りします。